UR-U(ユアユニ)
総合コンサル学部 講師の竹花貴騎氏による講義
毎週木曜日 22:05~LIVE配信 *UR-U限定LIVE
価格勝負の時代は終了
~顧客を操る3ステップ~
講義の前の質問
一般の人が今やるべき一番大切なものは何ですか?
Writing能力が大切
だから
起業するうえで一番大事なのはブログをやること
ブログが一番勉強になる
例えばブログを書いたのに誰も見てくれないとします
ブログへ誘導するSNSのキャッチコピーが悪いとか
そういう事を考えます
結論、キーワードとブログの内容を切り離す
キーワードをもっと過激にしないと見られない
ブログの1ページを分析するにしても
ブログへ入ってきた人が10秒で抜けてしまう
その場合はブログのヘッダー部分に問題がある
ヘッダーに魅力がないとか分かりにくいとか
どういうことかと言うと
人の目線になってデータを改善する癖をつける
何故?という分析に繋がる
ブログやSNS運用を一番初めにやった方が良い
これしかない
本講義の3ステップ
第1章:セーフライン指標とは?
第2章:あなたの会社の寿命は?
第3章:利益型事業設計の方法?
TIM(time is money)
RIM(result is money)
KIM(knowledge is money)
TIMからいきなりKIMには行けない
まずはTIMからRIMに変える
そこで資本を貯めてから事業を始める
事業を作るのはすぐできる
継続させるのが大変
何故会社を続けられているのか?
何故拡大し続けられているのか?
会社は事業が上手くいっている時に、もっとどんどん行けと思ってしまう。
会社は事業が伸びている時ほど守りに入るもの
経済が停滞して守りに入っている時ほど、攻めるべき
これをしっかりと見えている会社は出来ている
例えば
アパホテル、星野リゾートがコロナで苦しい中、
皆が守りに入っている時に攻められる企業が拡大できる
会社の寿命は計算でできる
利益を生み出す事業
利益を生み出せればどんな事業をやっても良い
まず問題です
次のAかBどちらが良い会社でしょうか?
A:年商百億で利益1億円の会社
B:年商十億で利益1億円の会社
A:年商百億で利益1億円の会社
1億の利益を出すために99億のコストを要する会社
B:年商十億で利益1億円の会社
1億の利益を出すために9億のコストを要する会社
逆思考で考えてください
1億円の利益を出すのに9億のコストが掛かる会社と99億かかる会社とどちらが良い会社ですか?これを考えれば簡単です。
事業はお金を生み出すものです。
利益を出す方が良い会社です。
利益を求めることが、何故そこまで重要なのか?
例えば
A:仕入れ10円 販売10円 = 売上10円
B:仕入れ10円 販売20円 = 利益10円
付加価値を付けて20円で販売
利益は付加価値である
売上や年商には価値がない
利益が残るのはお客様が価値を感じているから利益が残る
企業の価値とは年商ではなく利益で計る
売上が少ない方が経営が安定する時代
なぜ?
経営を行うのに必要な理解①
売上を伸ばす努力 = 手間を増やす
利益を伸ばす努力 = 手間を減らす
経営を行うのに必要な理解②
売上がゼロになっても払うもの = リスク
家賃、人件費 = 固定費(リスク)
先行投資という考えがVUCA時代に通用しない
基準を持たないと倒産する
竹花氏の会社のうち1社が半年のPLで、
売上11億に対して9億の利益が残っている
セーフティーラインの考え方
家庭の場合
3人家族の場合、月に30万かかる
360万はセーフティーとして残す(12ヶ月)
貯金が400万になったら40万で旅行しよう
会社の場合
給料に月々30万かかる
余剰金が560万になったから二店舗目行こう
余剰金がないけど銀行から借りて店舗展開だ
起業だと銀行に借りてしまう
*家庭だと余剰金がないとお金を使わないのに、会社だと余剰金がなくても使ってしまう
VUCA時代だからこそ企業は内部留保を強めている
今の時代には必要な動きであることだ
変動性の時代だから、何があっても良いように内部留保を強めている
いつまで!どこまで!貯めればよい?
第1章:セーフラインの指標とは?
目指すものは無売上時持続経営
竹花氏のグループ会社の場合
利益23億から税金を引いたら純利益14億
14億から5%くらい投資に回す
5% = 人件費&固定予測費用(年間7000万)
投資運用益7000万で人件費や固定費を決めている
5%を基準にしている
SLの割り出し方はPLではない
純資産から1週間以内にすぐに現金に出来ないものを引く
さらに買掛金を引いてセーフティーライン(SL5%)を計算する
第2章:あなたの会社の寿命は?
SL/固定費 = 無売上時持続経営可能期間
純資産1000万-家300万-買掛金200万=SL500万
500万/50万=10ヶ月(無売上持続経営可能期間)
24ヶ月SLがないと不安=目標
1200万/50万 = 24ヶ月
現在=500万
不足=700万
銀行から長期借入が必要なのは700万
借りられる分だけ借りる = NG
借りる必要な分だけ借りる = 正解
企業は儲かるといつも拡大思考に走る
・大きいオフィスに引っ越す
・従業員を雇用拡大する
・事業投資と設備投資
・店舗展開をすぐに行う
拡大している時こそ守りに入ることが必要
次の4つの思考は必ず持ってください
①事業(売上)を大きくしようとしない
②セーフティーライン(SL)をしっかりと算定する
③セーフライン達成マイルストーン把握
④SLを超えた分はとことん攻めまくる
人を一人年収300万で雇う
→SLは6000万作らないと
→利益思考/固定費削減思考
この軸を絶対に持ってください
松下幸之助さん
そのダムの如く経営をせよ
稲盛和夫さん
京セラ&JAL経営再建
・現金預金が多いのは事業に詰まっているから?
・現金預金が多いのは事業に挑戦したいから
いつのタイミングで人を雇うべきか?
いつのタイミングで新しい事業を始めるべきか?
7億の秘密
・人生を逆算しSLのマイルストーン
・固定費の徹底削減&PPP
3980円×2000クライアント
SL達成=30年
9980円×1600クライアント
SL達成=11年
9980円 → コストカットに着手
SL達成=6年
18980円×6000クライアント
SL達成=8ヶ月
24980円×7000クライアント
SL達成=4ヶ月
目標や指標がないと同じままの売上(価格設定)でやってしまう
安定を目指すからこそ成長がある
第3章:利益型事業
次のどちらの企業が安定しているか?
A:俺の会社は利益率10%だけど、年商100億だから安定だ!
B:俺の会社は年商10億だけど、利益率90%だから安定だ!
例えばコロナの影響で
売上業績が10%下がった
売上100億の会社A
売上100億 → 90億
変動 59億 → 53億
固定 40億 → 40億
営利 1億 → ▼3億
売上10億の会社
売上10億 → 9億
変動 5億 → 4.5億
固定 4億 → 4億
営利 1億 → 0.5億
PPP指標の導入
Profit Per Person
給料が高い人材 = 無言圧力
経費が高い人材 = 無言圧力
営業の効率性の意識 = まとめて営業
兎に角、利益を追求する仕組みを作る
PPPを軸に作ると無駄な動きをしないで利益重視の行動になる
孫正義さんはリスクテイカー(攻め)ではなく
実は安定的経営(守り)を目指している
300年成長続ける企業へ、ソフトバンクグループ社長 孫正義氏
守りを目指しているからこそ、投資をしている
まとめ
①なぜ利益を追求することが正しいのか(付加価値)
②あなたの安定目標値(の割り出し方)の公式
③無収益経営持続期間(会社寿命)の計算方法
④財務強化での借入の正しい考え方
⑤PPP指標が重要であり意識させるべき意味
今あるものを、今あるものと同じにしていたら同じ結果になる
自分達より価格が安いお店も調査するし、高いお店も調査する
自分のお店の価値を徹底的に考えて提供する
USP思考
他社がやっていないことで自社の強み
ガストやサイゼリヤが「いらっしゃいませ」と言っているのに
自分のお店で「いらっしゃいませ」と言っては差が生まれない
だから「おかえりなさい」とか違う言葉を考える