UR-U(ユアユニ)
講師の竹花貴騎氏による講義
木曜日 22:00~LIVE配信 *UR-U限定LIVE
マーケティングと税金
~経営と税金を学ぼう~
税金なんて稼いでから考えろと言われていますが、
稼ぐために税金を考える
税金知識が大事
例えば会社が10億円利益を上げたら
実際に投資に回せる金額はいくらですか?
日本はCF効率が悪い
決算で10億円儲かった!
*超簡易計算
税金5億円→5億円残
中間納税2.5億円→2.5億円残
ドバイは税金0%
10億円利益が出たら10億円残る
10億利益が出て
日本は2.5億で
ドバイは10億残る
これは税金の違い
税金知識をつけることは
経営にとっては攻め?守り?
両方だが、どちらかというと攻め
セーフライン(SL)の拡大が安定経営になる
純資産:10億
不動産:2億
車:1億
現金:7億
買掛金:1億円
SL=7億円
固定費:2億 家賃・人件費
変動費:3億 仕入・報酬
SL7億÷固定費2億=会社の寿命3.5年
無売上持続経営=3.5年
正しい経営はどっちの会社でしょう
A
売上:100億
変動費:59億
固定費:40億
営業利益:1億
B
売上:10億
変動費:5億
固定費:4億
営業利益:1億
正解はBです
売上で採用やオフィス移転を考えると悲惨な事になる
SLを軸に固定費を考えるということ
もし10%売上が落ちたら
A
売上:90億
変動費:53億
固定費:40億
営業利益:-3億
B
売上:9億
変動費:4.5億
固定費:4億
営業利益:0.5億
Aは3億円の赤字だがBは0.5億円の黒字
だからBの方が正しい経営をしている
不老不死の組織
10億利益
5億純利
5億税金
5%=2500万円
年収500万×3人=1500万
家賃/年間=1000万
合計2500万
税務知識をつけるとSL向上スピードが上がり
スピードが上がると守りと攻めの経営を両立
=税務知識なしに会社は戦えない
コーヒー事業
普通の事業者の例
豆原産国→1億円→1.3億円→お客様
34カ国で3000万利益
税率40%
スターバックスの例
UKで5100億円、法人税は0.3%
豆原産国→1億円(スイス)→1.2億→1.3億円→お客様
スイスで2000万利益
税率8%-12.5%
スイス経由だと1000万利益
オランダにライセンス料6%の780万支払う
同じ仕入価格で同じ売上を上げても
スイス経由にするだけで税金が大きく変わり手残りが大幅に変わってくる
世界で最も節税対策の中継地で使われている国は?
正解はオランダ
ではまず会社経営を日本でする上での
知るべき税金の基本を考えよう
会社の経費でメジャーなものは?
人件費です
会社は人件費を多く支払っている
人件費がどれだけ圧迫しているか
・消費税の仕入控除にならない
・社会保障費用が莫大である
・源泉徴収の対象にも注意
消費税はお客様から預かり会社が支払う
問題
仕入:5万
売上:10万
=消費税額
この時支払う消費税はいくらでしょうか
A:1万円
B:5000円
仕入:5000円
売上:1万円(預かり金)
10,000-5,000=5,000円
支払う消費税は5,000円になる
皆さんは会社から給料をもらう時に
消費税を請求しますか?
パターンA
売上:10億円
消費税:1億
人件費:3億(仕入対象外)
経費:4億(仕入控除4000万)
利益:3億
消費税納税6000万円支払い
パターンB
売上:10億円
消費税:1億
人件費:1億(対象外)
経費:6億(仕入控除6000万)
利益:3億
消費税納税4000万円支払い
AとBでは2000万円違う
外資系企業では結構多い
従業員に消費税分を還元する考え
人件費としての払出だと良くない
例:個人事業主として独立させる
例:社内起業をさせて振り込む
消費税:1万
10万+1万 → 11万 個人事業、起業独立
あなた:10万稼いだ
会社:源泉10%→9万
源泉徴収
フリーランスが対象になる可能性が高いのは
原稿料、講演料、デザイン科です
例えば、現行は執筆だけでなく校閲も対象となります
デザイン料は広告やWebデザインが対象になります
(ただし、Webサイト制作は対象にならない)
他に、写真撮影料や作曲量なども源泉徴収の対象です
フリーランスで仕事を請負う場合、または誰かに仕事を依頼する場合、
どちらのケースでも源泉徴収の対象になる仕事か、
そうでないかを予め確認しましょう
給料には税金のかからない給与と
税金のかかる給与がある
年収360万
申告経費枠120万
年収240万
例:飲食代や接待交際費
例:福利厚生費
例:家賃会社借上げ
*しかも領収書には消費税課税対象に
役員報酬
経費枠2億円ある
これは消費税だけでなく社会保障にも関わってくる
損する人が絶対にいない知識です
Aパターン
年収:360万
手取り:280万
税金社保:80万(会社負担50万)=130万
Bパターン
年収:240万
家賃:120万(年収360万のうち120万を家賃計上する)
*家賃は絶対支払う費用なので、実質手取り分と同じ
手取:200万
税金社保:40万(会社負担36万)=76万
税金が54万円も違う!
事業ごとに別会社を作り実際に別業務は副業として行わせる
HP制作
雇用契約100万
会社負担120万
HP制作とアプリ開発会社に分ける
HP制作→雇用契約13万
アプリ開発→業務委託87万
中小企業やファミリーカンパニーのみこれらを使える
外部株主や上場企業などはこれらができない
理由は利益(納税額)が期待値になるから
復習
①税金はセーフライン設定(安定と攻め)
②税務知識があるから大手は大手になっている
③人件費は消費税にならないので減らし別で補う
④源泉徴収の対象にならない契約書や請求書
⑤事業ごとに会社を分け両社のベストを創る
Q&A
キッチンカーで高級クレープを売る場合の場所はどこが良い?
個人タクシーで1日8万稼いでいる人がいる
クレープ屋も誰に売るか?ではなく
どこで売るかが大事
保育園の閉園時間に合わせて行くとか
OLの仕事終わりなどルーティンでいくのが大事
キッチンカーは動けるのが強み
日本で1億円以下になったとき
どこでどう会社を売ったら良いか?
1億円超えると出国税を15%支払う必要がある
売る時に必要なARRです
年間の収益率
NETFLIX
1000円/月だとして
年間一人当たり12,000円見込める
月で上がり下がりがない会社が良い
パーソナルジム
単価を上げたいのですが、売り方を変えるとかどうすれば?
ジムは成功法が2つある
自社の法則にしたがってスパイダーマンになる
憧れている人が使っているとか
憧れているひとがいるとか
そいうところに集まる
もう一つはマーケットスイッチ
解約率が低いのはお年寄り
支払っているのを忘れている
自分達が高いお金を払う業種
お年寄りは自分達の命が掛かっているから高いお金を払う
認知予防など、ガラッと変える必要がある
ペットでセルフケアしたい
社員はいますか?
いないです
社員を雇う予定がなければ2つ作る必要はありません
売却を考えている
従業員へ高い報酬を支払っている
1600万超えている場合
スマホ事業と水事業をやっている場合
1つの会社だと両方売らなければいけない
会社を分けていればスマホ事業だけ売れる
社保の支払を13万にする
法人は800万以下だと25%の税金に抑えられる