事業を作るためのテンプレート
~事業設計を実際に行えるスキルを持つ~
UR-Uライブ(ユアユニ)
講師の竹花貴騎氏による講義
木曜日 22:00~LIVE配信 *UR-U限定LIVE
事業設計スキル
今サッカーワールドカップをやっていますよね?
出ている選手たちはパスやドリブル、シュートなど基本が出来ていなければ戦えないですよね?
事業も同じで基礎がしっかりと出来ていないと成功しません
これがないとギャンブルになってしまう
逆に基礎をしっかりと付ければギャンブルでなくて
必然的に事業に成功できるようになります
例えば飲食店で重要なのは何が一番重要ですか?
飲食店を出すにはそこにお腹を空かした人がいるかいないか?
これが一番重要です
お腹を空かした人はニーズですよね
ニーズ=市場規模
市場規模はどれだけそれを欲しい人がいるかで、
それに対して支払っている金額が市場規模です
事業を作る場合のテンプレート
・活動したいフィールドの選定スキル(市場力)
・上記フィールドの徹底分析(細分力)
・新規事業アイデアのカスタマイズ(集客力)
・プライシングの設定やサービスローンチ(収益力)
活動したいフィールドの選定スキル(市場力)
業種で既に儲かる儲からないは決まっている
例えば飲食店で出店したいとします
お好み焼き屋と焼き肉屋で考えてみましょう
それぞれ市場規模を検索すれば出てきます
国民が1年間で使う金額を割り出す
お好み焼き:1900円
焼肉:15,000円
商圏内の人口を割り出して単価を掛ける
例:3万人ならお好み焼き5,900万/焼肉45,000万
例えばお好み焼き屋に車で1~2時間かけて行きますか?
行かないですよね
半径10~20分を人口で割りだす
では焼肉屋の年間45,000万をすべて自分のお店で使うか?
そんなことはないですよね
そこで4P分析
4Pから自社他社分析をし顧客配分率を仮定する
Price
Product
Place
Promotion
お好み焼き5,900万=(40%)=2400万
月間収益予測:200万
焼肉45,000万=(40%)=18,000万
月間収益予測:1,500万
これは自分が得れる最高の収益
人件費:320万
家賃:160万
原価:450万(32%)
広告宣伝:50万
雑費:20万
合計:1,000万
もし、お好み焼き屋だったら月間利益予測200万に対して
固定費が1,000万かかるとすると800万の赤字です
であればお好み焼き屋ではなく、焼き肉屋を経営した方が良いという考えです
フィールドの徹底分析(細分化)
例:SAMSUNGの家電部門がインドで冷蔵庫を販売開始
行った施策はなんでしょうか
答え
冷蔵庫にカギを掛けられる冷蔵庫を販売した
インド人は人の家に行って冷蔵庫を開けてしまう文化があった
だかれ冷蔵庫にカギを掛けられるようにした
市場を分析
SAMSUNGは進出する時に1年間駐在させる
そして1年間徹底的に市場を分析をする
市場にフィットするプロダクトを作っていく
市場細分化により制度を高める作業
4つの変数に基づき決めることです
人口変数:年齢・年齢層
地理変数:地域(寒・暑)
心理変数:志向や文化
行動変数:使用頻度(高・低)
このテンプレートが当てはめられるのかのセグメント
地理変数:サムスンやコカ・コーラ
心理変数:ペット保険
人口変数:ベネッセ
行動変数:QBハウス
4つの変数に当てはめて分析をすること
新規事業アイデアのカスタマイズ(集客力)
大企業は大衆に好かれるサービスをしようとしている
中小企業は尖ることが大切です
アインシュタインになろうとするな
新しいアイデアを探すな
情報と情報のつなぎ合わせ
とにかく情報に触れること
世の中はオープンソース化されている
今あるものと今あるものを組み合わさって新しいものが生まれる
クロスクリエイティビティ
あなたが出来ることから考えてみましょう
例:スポーツジム
CAN、WHO、WHY、WHAT ALSO
WHO:健康意識が高い
WHY:体を動かすことは健康維持だから
WHAT ALSO:健康食事
WHO→WHY→WHAT ALSO
痩せたい人→意思が弱いから→先生・決まり・ルール管理者
お金がある人→ジムはお金がかかるから→時間・One to One
女性→女性の方が多いから→女性・交流
これらを記載した後に事業を作れないか考える
健康食事から考えられることは何か?
人は私は○○がやりたいと言いますが
それが市場をマッチしているかが重要です
事業として成り立たない
だから、興味があることを中心に考える
スポーツジムをやりたいと考えて分析した結果、
健康食事のニーズがあることが分かった
そこで健康食事(定食屋・カフェ)に重きを置いて考える
例えば事業内容として
スパルタ生活習慣改善定食屋
(2ヶ月の食事指定プログラムにパーソナルトレーニング付)
食事がメインでパーソナルトレーニングがサブ
プライベートジムは沢山あるがスパルタ生活習慣改善の定食屋は世の中にない
一度精査することで競合と違うマーケットが取れる
実際にクロスクリエイティビティで生まれている事業
スターバックスと蔦屋のコラボ
カフェの時間と本を読む時間
今あるものと今あるものを掛け合わせること
プライシングの設定やサービスローンチ(収益力)
ほとんどの世の中、プライシングが適当になっている
テンプレートがあります
収益化で一番重要なのは価格
=正しい価格の設定方法は?
市場での需要供給の原則
人の需要と供給によって価格が決まります
例えば水の場合
コンビニでは100円くらいです
砂漠では水がないから1万円でも売れるかもしれない
需要と供給が重なった所が均衡点といいます
プライシングポイント
地域での競合の多さ等も価格には重要
=例えばリオのカフェられも同様に供給を制限している
デビアス社はダイヤの価格を制限し供給を下げている
供給側のデビアス社が供給を減らすことで市場価格が高くなる
エルメスや高級ブランドも供給を少なくしている
適正価格とはどのように作られるのか
PSM分析=Price Sensitivity Measurement
Q1:いくらから高いと感じ始める?
Q2:いくらから安いと感じ始める?
Q3:いくらなら高すぎて買えない?
Q4:いくらなら安すぎて品質が悪いと疑う?
100人に聞いたとします
○○の商品を実際にアンケートを取ってみる
例:コース料理を設定するとき
10人が高いと感じるのは18,000円
100人が高いと感じるのは4万以上
逆に安いと感じるのは?Q1からQ4まで調査する
そこで導き出されるのが4つ
妥協価格ポイント
下限価格ポイント
上限価格ポイント
適正価格ポイント
プライスに関しては自分で答えるのではなくマーケットの声を聴くこと
適正価格の設定はわかりました
販売が進むのであれば価格弾圧を実行してください
販売数が増えたら価格を上げて価格弾圧をしてください
そうすると人が減ります
そこで、その価格で販売できる工夫をしてください
その工夫によって販売数が増えたら
また価格弾圧を実施してください
第一学期の価格設定は既存店目標
販売価格の設定で活用するもの
コスト300円(販管費込)のカフェラテの値付けフロー
まとめ
・活動したいフィールドの選定スキル(市場力)
・上記フィールドの徹底分析(細分力)
・新規事業アイデアのカスタマイズ(集客力)
・プライシングの設定やサービスローンチ(収益力)
事業計画PLを作成していく